武庫川女子大学 食開発学研究室

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人の役に立つ食の創造

「武庫川女子大学 食開発学研究室」は2020年4月発足した研究室です。企業で長年食品の研究開発を統括してきた鈴木教授のラボになります。

ロゴは鈴なりの実がなる木をモチーフにして、植物素材を材料に、実用的な開発につながる実り多い研究をしよう、という思いを絵柄にしました。

お知らせ

2022/12/28

フードデザインの概念を巨視的に捉えたうえで、新しい食の提案に使うチラシデザインを題材に、フードデザインに必要な各種要因についての考え方や技術を演習形式で学びます。【演習科目、1単位、3年生後期】(2022年度~)

2022/12/28

メニュー企画・開発に必要な事項としての視点から、栄養や嗜好面、人事管理、原価管理、情報管理、品質管理の概要を理解します。外食産業および中食産業の特性に応じたメニュー企画、及び開発の手法について、実践的な設定も交えながら一連のながれを理解します。【講義科目、2単位、3年生前期】2022年度~

2022/12/27

食品ビジネスの起業に結びつくアントレプレナーシップ、市場分析、食経営の基本を学びます。食経営学の概要を食品企業のケースをあてはめながら理解し、相互に議論しながら知識を深めましょう。【講義科目、2単位、3年生前期】(2022年度~)

研究内容

食と血糖値変化の研究

■骨格筋細胞への糖の取り込みを促進

骨格筋の研究が何の役に立つのか・・・典型的なイメージとしては、アスリートのパフォーマンス向上や高齢者の生活の質を維持するための筋力維持などです。
骨格筋への糖の取り込みは体を動かすために必要なエネルギーを作る重要なステップです。また、食後に上昇する血糖値が速やかに基底状態に戻るまでの過程でも大きな影響があります。このように食事が血となり肉となる過程で重要な骨格筋における栄養代謝に着目した研究を実施しています。

■グリセミックインデックス(GI値)の測定

食後の血糖値変動は糖尿病の人だけが気にしなければならないものではなくなってきました。健常者でも血糖値の高い状態が長く続くような生活習慣や、血糖値が急激に上昇するような食事習慣は体の中での酸化ストレスや糖化ストレスを蓄積し、肌トラブルや生活習慣病の原因となります。どのような食事のとり方がグリセミックインデックス(GI値)を低く抑えるために有効なのかを研究し、世の中の多くの人々に有用な情報を発信していきます。