武庫川女子大学 食開発学研究室

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人の役に立つ食の創造

「武庫川女子大学 食開発学研究室」は2020年4月発足した研究室です。企業で長年食品の研究開発を統括してきた鈴木教授のラボになります。

ロゴは鈴なりの実がなる木をモチーフにして、植物素材を材料に、実用的な開発につながる実り多い研究をしよう、という思いを絵柄にしました。

お知らせ

2024/04/01

当研究室の伊井桃子さんが、日本農芸化学会2024年度大会の一般講演で「トルコ伝統食材「ブルグル」の血糖値変動に及ぼす影響」(Effect of traditional Turkish food “Bulgur” on blood glucose level fluctuations)について3月27日に発表しました。

2024/04/01

当研究室の東口夢さんが、日本農芸化学会2024年度大会の一般講演で「低グリセミックインデックス食品のセカンドミール効果」(Second meal effect of low glycemic index foods)について3月25日に発表しました。シュガコン株式会社、コトノーツとの共同発表です。

2022/12/03

当研究室の廣田さんが、第20回日本機能性食品医用学会で「オリゴ糖シロップのグリセミックインデックスと砂糖代替甘味料としての利用可能性の検討」について発表しました。伊藤忠製糖株式会社との共同研究成果です。

2022/12/01

武庫川女子大学 食開発学研究室のホームページができました。

研究内容

食と血糖値変化の研究

■骨格筋細胞への糖の取り込みを促進

骨格筋の研究が何の役に立つのか・・・典型的なイメージとしては、アスリートのパフォーマンス向上や高齢者の生活の質を維持するための筋力維持などです。
骨格筋への糖の取り込みは体を動かすために必要なエネルギーを作る重要なステップです。また、食後に上昇する血糖値が速やかに基底状態に戻るまでの過程でも大きな影響があります。このように食事が血となり肉となる過程で重要な骨格筋における栄養代謝に着目した研究を実施しています。

■グリセミックインデックス(GI値)の測定

食後の血糖値変動は糖尿病の人だけが気にしなければならないものではなくなってきました。健常者でも血糖値の高い状態が長く続くような生活習慣や、血糖値が急激に上昇するような食事習慣は体の中での酸化ストレスや糖化ストレスを蓄積し、肌トラブルや生活習慣病の原因となります。どのような食事のとり方がグリセミックインデックス(GI値)を低く抑えるために有効なのかを研究し、世の中の多くの人々に有用な情報を発信していきます。