武庫川女子大学 食開発学研究室

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人の役に立つ食の創造

「武庫川女子大学 食開発学研究室」は2020年4月発足した研究室です。企業で長年食品の研究開発を統括してきた鈴木教授のラボになります。

ロゴは鈴なりの実がなる木をモチーフにして、植物素材を材料に、実用的な開発につながる実り多い研究をしよう、という思いを絵柄にしました。

お知らせ

2022/06/12

皮膚水分量、経皮水分蒸散量、皮膚粘弾性、皮脂量を測定する装置を用いて研究をしています。肌の状態は季節変動などの環境因子、睡眠不足などの体調に関する因子の影響を大きく受けますが、食も肌の状態に意外と大きな影響を及ぼします。多くの要因の影響を捉えながら多角的な視点で解析をしています。

研究内容

食と血糖値変化の研究

■骨格筋細胞への糖の取り込みを促進

骨格筋の研究が何の役に立つのか・・・典型的なイメージとしては、アスリートのパフォーマンス向上や高齢者の生活の質を維持するための筋力維持などです。
骨格筋への糖の取り込みは体を動かすために必要なエネルギーを作る重要なステップです。また、食後に上昇する血糖値が速やかに基底状態に戻るまでの過程でも大きな影響があります。このように食事が血となり肉となる過程で重要な骨格筋における栄養代謝に着目した研究を実施しています。

■グリセミックインデックス(GI値)の測定

食後の血糖値変動は糖尿病の人だけが気にしなければならないものではなくなってきました。健常者でも血糖値の高い状態が長く続くような生活習慣や、血糖値が急激に上昇するような食事習慣は体の中での酸化ストレスや糖化ストレスを蓄積し、肌トラブルや生活習慣病の原因となります。どのような食事のとり方がグリセミックインデックス(GI値)を低く抑えるために有効なのかを研究し、世の中の多くの人々に有用な情報を発信していきます。